熱気球グランプリ

【熱気球グランプリとは】

 熱気球グランプリは、日本各地で行われる熱気球大会をシリーズ戦としてチームで転戦し、年間で総合優勝チームを決定するというものです。

 グランプリ参加の各チームはそれぞれの大会の優勝を争うと共に、一回ごとの競技の順位に与えられる“グランプリ・ポイント”を獲得し、その累積ポイント数により決まる年間優勝を目指します。
 各大会の優勝は、競技の計測結果(目的地点までの距離等)が直接反映した得点の合計で決まりますが、グランプリでは競技ごとにライバルより僅かでも良い成績を取ればポイントが高くなるため、従来とは違った駆け引きも生まれました。

 グランプリ各大会は、日本選手権クラスの高度な競技内容に加え、それを分かりやすく観客に伝えるための実況アナウンスを行い、他のスポーツ同様の「観戦する楽しみ」を盛り上げています。
 また、グランプリ大会の定番となった夜間係留や熱気球教室といった観客参加の熱気球イベントの他、それぞれの地元色を打ち出したイベントなども、大会ごとに工夫されています。
 その点で熱気球グランプリは、競技者、来場者、そして大会の地元スタッフが一体となった、ハイ・クオリティな熱気球大会のシリーズでもあるのです。

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 【熱気球の魅力とは】

 自然との共存

熱気球は風に逆らっては飛べません。また、風より早く(遅く)移動することも出来ません。
空気を暖めて上昇し冷めれば降下するというシンプルな飛行原理で、風に乗り自然に逆らわずゆったりと飛ぶ熱気球。あくせくとした日常を離れ、飛んでいる人だけでなく下から見上げている人々も、いつしか自然と一体になっていきます。

 幅広いファン層

野球やサッカーといった人気のスポーツやコンサートなどと比較すると、熱気球大会の来場者は客層が非常に幅広いことに特徴があります。子供からお年寄りまで、家族連れを中心に友達や恋人同士、または一人で、のんびり空を見上げたり競技に声援を送ったり、誰もが自由な形で楽しめるが熱気球大会の良さと言えるでしょう。

 スカイスポーツとしての発展性

のんびりした印象の熱気球ですが、競技飛行の場合は風を読み作戦を立て目的地点を目指し、飛行中も刻々と変わる風に対処する技術と判断力が要求される、見かけ以上にハードなスカイスポーツです。
また、熱気球は一人では出来ません。チームで力を合わせて初めてフライトが可能になります。個人で行うことが多いスカイスポーツの中で、大人も子供も楽しく参加できるチームスポーツとして、今後ますます注目を集めることでしょう。



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