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ロンチサイトより愛をこめて・・・
MAY.2
「うっ!*_*; 寒うぅ〜」
Tシャツで車から降りた私。東京は前日夏日だったのに・・・季節が逆戻りしたような風の冷たさにびっくり!地元の方や先乗りしているスタッフは、しっかりフリースなどを着込んでいます。「明日の朝は2℃だそうですよ」1日の夜半からの雨が、冷たい空気をつれてきたようです。でも、連休中のお天気はずっと保障されています。冷たい風の中、会場の千曲川スポーツ交流広場に立って「さぁ!明日から3日間。ここは夢空間になるんだぞ〜!」と気合をいれました。
佐久ロンチサイトと南アルプス 競技本部がある、農村環境改善センター(通称 岸野会館)に着くと次々と懐かしい顔が・・・。この大会に参加する各チームが、エントリーしにやって来ます。ゴールデンウィークということもあって、子供連れで佐久入りするチームも多くなってきました。ここ数年グランプリパイロット達はベビーラッシュ!毎年「パパになりました!」「1年間、育児休暇でした!」(パパがぁ〜?良い時代だなぁ・・・)などのメールが届いています。昨年のこの大会の優勝者、赤間晋さんのBGくもすけのメンバー構成は、生後2ケ月の赤ちゃんから40代のおじさんまで総勢12人。との回答(私は、大会毎に参加パイロットにアンケートを提出してもらっています。このブログの中で幾つか紹介させてね!)2世達の顔を見るのも楽しみのひとつ!
MAY.3 キッズデー
5:30に会場に着いたときにはもう、100台以上の車が駐車場に!この時間に来ているのは、ほとんどが県外の車。14回目を迎えるこの大会はいわゆるリピーターが多く、熱気球は朝が早いこともよ〜くご存じでいらっしゃいます。朝早くからありがとうございます!!
応援旗応援旗 今年は、地元の小学生が各チームに応援旗を作ってプレゼント。思い思いのデザインの旗は、クラウンロープ(立ち上げる時や着陸した時に気球をコントロールするためのロープ)に取り付けられ、大会期間中は一緒にフライトをします。旗を作ってくれた小学生に一言メッセージを!「凄く励みになります!作ってくれた子供たちのためにカッコイイとこみせるよ〜」松本Pt(パイロット)「君達の思いで僕たちの気球が膨らむんだ!!」中川Pt「10年後には一緒に大会に参加しましょう」小松Pt「みんなの気持ちを乗せて大空に飛び立ちます」武村Ptなど、みんな感謝をしていました。中には、小学校で熱気球教室を実施したり、一緒に写真を撮ったりとずいぶん交流が深まったということです。バルーニストが望むように、今後この子供たちの中からパイロットが生まれたらいいなぁ・・・。
競技気球 朝の競技は会場からの一斉離陸パイロットデクレアドゴールをはじめ4タスクがおこなわれました。お客様はここからたくさんの気球が離陸していくのを見るために会場来ているのだから、ホッと一息のアナウンサー。でも、気球の競技の特性というか、ホントにそのときのお天気(特に風向き)次第で直前に競技内容が決まるので、理解していただけるまで、時間がかかるのよね〜。
お客様 さて、5月とは思えない寒さと低い雲低の中、豪快なバーナーの音とともに、参加気球は次々に自分が決めたゴールに向かって離陸しました。おなじみヒゲおやじトリオ藤田Pt水上Pt遠藤Pt(いずれも口ひげがトレードマーク)から順に紹介!ファンからは拍手や声援が!プロフィールを紹介すると皆、手を振って応えてくれます。佐久の大会には初お目見えの「ASIMO」やおなじみビッグバルーン「BNS1号」などのオフィシャルバルーンも離陸を終え、空にはバルーンの花がいっぱいとなりました。・・・現時刻はまだ7時半。休日の朝、普段は思いっきり朝寝坊をしているところなのに、一仕事終えた感じです。そう!大会中は1日がと〜っても長いのです!  
ASIMO 気がつくと体験搭乗希望の列ができていてびっくり!その日の風具合で、実施できないこともあるので、案内はしていないのにやっぱり「乗りたい!」という気持ちが強いのか、毎年長蛇の列!暑い中、長時間並んでいただいても、急に風が出てきて乗れなかったりすると本当に申し訳なく思います。準備の様子を実況しながら、軽く熱気球教室を・・・。
シェイプトバルーンの「バルえもん」「タコ」はやっぱり人気!他にも「佐久コスモス号」「パイオニア3」「青柳」そして、ジャパンホンダグランプリ第3戦が開催される鈴鹿のマスコットバルーン「ベルディー号」と6機で次々に体験搭乗を進めていくけれど、一向に列は短くならず、180人の受付で終了!クレームも多々あったようですが、別にスタッフが疲れたからとか、燃料切れとかいう理由ではなくあくまで天候上の理由なので、ご理解いただきたいなぁ・・・と思います。太陽があがるとともに地上の温度も上昇、風が吹いてくるのです。秒速4m/sになると熱気球の係留はできません。(鯉のぼりが45度以上になると危険)今度体験搭乗するときは参考にしてくださいネッ!ちなみに今大会期間中熱気球の体験搭乗者数は約2000人でした。ボランティアスタッフの皆さん!暑い中本当にご苦労様でした。たくさんの方が素敵な体験ができてよかったです!
体験搭乗 さて、そんなわけで日中熱気球はお休み。でもこの大会は、地元の方々の努力でステージをはじめさまざまなファミリー向けのイベントで盛りだくさん!ホンダのバイクトライアルも大人気のイベントです。
午後の競技は少し風が強かったけれど、実施。会場をターゲットにしたフライインとマキシマムディスタンスダブルドロップが行なわれました。気球界の大御所、太田耕治さんに競技の解説をお願いしました。2人で延々1時間半お話しましたが、コロコロと変わる意地悪な風に翻弄され、会場に戻ってきた気球はわずか・・・。去年の優勝者、若手の赤間Pt、愛知のヒゲおやじ遠藤Ptが会場上空にやってきました。1000P(そのタスクのトップ)をとったのは、北海道の貴公子小田切光Pt。「今回はグランプリにエントリーしていないんだよね〜」と残念がっていました。彼は日テレ系の「鉄腕ダッシュ!」でTOKIOの長瀬君とロングフライト!うらやましい〜!!
3日のエピソード 午後の競技フライトしなかったチーム5チーム

山のほうへロングフライトした中川くん。皆んなに心配をかけたけど、無事着陸。表彰式では特別賞の時計をゲットしてラッキーでした。

子供写生大会の参加賞、46色のクレヨンとカブトムシの幼虫大人気!

夜はウェルカムパーティーで盛り上がりました。鯉こくは選手たちが楽しみにしているメニューのひとつ。樽酒も美味しいと評判!

参加チームプレゼントされたTオリジナルシャツ
Tシャツ

初日を終えて暫定トップは遠藤Pt、2位 武村Pt、正木Pt、と続く
MAY.4  ハートフルディー
ハートフルディー 身障者の方々が、バリアフリーバスケット付のパイオニア3に体験搭乗なさるハートフルディー。穏やかな天候で良かった!この係留に携わったボランティアスタッフの小林さんが「皆さん本当に喜んでいらして、この気球のスタッフでよかったと思いました」との感想を。「今日はハートフルディーとか謳わないで、毎日がそうであるのが本来なんだけどね」と委員長。非日常の大会中。さまざま経験は人生の肥やしになります。
オフィシャル気球BNS1号は、ロンチサイトのすぐ北側、成瀬の桃源院に着陸。パイロットの越井さんはじめパッセンジャー全員がお茶とお饅頭をご馳走になったそうです。聞くところによるとこの桃源院、大会期間中ずっと接茶サービスをしてくれているそうです。お札までいただいて、大喜びのクルーたちでした。ご存知のように気球は専用の離着陸地を持っていないので、特に着陸地に関しては地主の方には着陸してからの事後承諾になります。事情を知らなくて、中には家に気球が不時着した。とかいう方もいますが、あくまで着陸であります。いつもご迷惑お掛けして申しわけありません。佐久大会は今年で14年。こんな歓迎を受けるチームも多々あると聞いています。遠山Ptは学生時代にお昼ご飯をご馳走になったこともあるとか・・・暖かいおもてなしが、良いバルーニストを育てます!ありがとうございます!
さて、競技はというと・・・。午前中は昨日と同じタスク。たくさんのお客様に送られて、それぞれのターゲットを目指して飛んでいきました。本部役員で記録写真を撮ってくれている詩乃さんは、Team ラガーのオブザーバー(チーム付きの競技役員)に出向!面白い写真を撮ってくれました。グランドクルー(飛んでいった気球を車で追跡しながら、地上からさまざまな情報をパイロットに送るチームメイト)達が赤いつなぎを着ていて、(一昔前はなぜかバルーニストのユニホームだったけれど、最近は少なくなりました)地上で矢印→やターゲット×マークの人文字を作りパイロットに知らせていたそうです。無線やパイロットバルーンを飛ばし地上風の情報を伝えるだけでなく、まさに体を張ったサポート!!競技気球のあとを着いていくと、緊迫したチームあり、パフォーマンスチームありとさまざまで楽しいかも・・・。いずれにしても熱気球はどんなにうまいパイロットでも決して一人では競技に参加できないチームプレーなんだってこと、それが魅力だと言い切るパイロットたちも少なくないってことを覚えておきたいですね!
人文字 人文字 あの気球ここに降りるの?


あの気球ここに降りるの?
午後の競技は、会場をゴールにしたフライインが設定されましたが、鯉のぼりが勢いよくたなびき、風はなかなかおさまらず、ロンチサイトから出て行く気配のないチームもいくつか・・・。まったく動く気配のないチームに、競技中にもかかわらずパイロットインタビューを!暫定トップの遠藤Pt「この大会の優勝は決まったようなものだから、世界選手権の打ち合わせを角田さん(競技委員長)としているところ」と余裕をみせる。「各国のチャンピオンが来るわけでしょう。しかもホームでの開催になるのだから、日本チームとしてがんばろうと思います。ライバルは、ドイツとアメリカかな・・・」「世界選手権の表彰式ではセンターポールに3本日の丸を揚げますよ!」と藤田Pt。二人の心はすでに世界選手権モード・・・。
何人かインタビューを終えたところで、角田競技委員長がビーパー(ポケットベル)を鳴らす。各チームに配られていて競技が中止になった時に委員長から中止を伝えるメッセージが流れることになっています。
和太鼓とバーナーのコラボレーション 競技がキャンセルになるほどの風!今夜のバルーンイリュージョンの開催が危ぶまれる中、今年初の試み「和太鼓とバーナーのコラボレーション」が始まりました
地元の布施っ子太鼓と佐久鯉太鼓が勇壮な演技を見せてくれました。
19:00 嘘のように風がやみバルーンイリュージョンの開幕!光るアイテムを手にした子供たち!携帯やデジカメを構える人たちで観客席もキラキラモード!ちょっと懐かしい ゴダイゴの「銀河鉄道999」がかかると各チームも絶好調のノリノリモードでした!
バルーンイリュージョン バルーンイリュージョン バルーンイリュージョン
5・4・3・2・1 バーナーズ・オン!
4日のエピソード 観客動員数この日だけで11万5千人

体験搭乗者数 993名!

パイオニア熱気球教室はイベント広場でお客様と気球を立ち上げる
近くで見る気球の大きさにビックリ!
パイオニア熱気球教室

午後、とっても元気な会場の吹流し
吹流し

迷子が過去最高。スタッフが総出で探し保護するというお手柄も!
傾向として、心配してオロオロする親御さんに比べて、見つかった子はケロッとしている場合が多かったようです。でも、迷子になって本部で親を待っている子は名前も言えないほど、不安でいっぱいの様子でした。

バルーンイリュージョンがあったこの日、なんと佐久の宿はどこも満員!毎年取材で訪れているカメラマンの柴田三雄さんも困ってらっしゃいました。嬉しい悲鳴ですが、来年からは皆さんも早めのご予約をお勧めします。

落し物=デジカメ・携帯電話・財布・レンズ・鍵・たまごっち・衣類など。落し物のかごはいっぱいになりました。心当たりのある方は佐久市役所の観光課でお預かりしています。
MAY.5 最終日
ミニマムディスタンス ミニマムディスタンス!ロンチサイト上空の風が弱いときに行なわれる離陸地とゴー ルが同じという競技。観客の皆さんにとって一斉離陸とあわよくばゴールのオンターゲット!何より気球たちはしばらくロンチ上空を漂っているというおいしい競技です。今朝は33機が千曲川の上でひしめきあっています。ぶつからないように、しかも少しでもロンチサイトから離れないように高度を保っていないとならないので、操縦には気を使います。
オン!ターゲット! こらえきれずに集団が高度を上げ、北東方向に向かった後、すがたを現したのはホンダ7見事タスクトップをとりました。ちなみに今年ロンチサイトをゴールにした競技でオンターゲットはありませんでした。今年の佐久に吹く風は特に気まぐれだったようです。例年、目の前でマーカーを投げる選手たちの真剣な顔を見ることができたのにホントに残念でした。ゴールでの実況では、つい熱が入り声を嗄らしてしまうけれど今年はOKでしたが、お客様と一緒に「オン!ターゲット!」と叫びパイロットのガッツポーズを見たかったなぁ・・・。でも、誤解しないでください!グランプリパイロットの腕が落ちたのではありません。4日のヘジテンションワルツでは、遠藤Ptが24cm、(ペナルティーを取られたので幻の1000ポイントになりましたが)5日のパイロットデクレアドゴールでは、児玉Ptが33cm、フライオンでは梶山Ptが89cmの好成績を残しています。
閉会式&表彰式!!
「ASIMOのバルーンに乗った方に、バスケットから球皮(バルーン)の中を見上げると、ASIMOの心が見えるんですよね。という感想をいただいて嬉しかったです」ホンダ技研工業(株)鵜木ゆみこ様からのご挨拶。気球に乗ると詩人になる方も多い・・・。
表彰式 さて、この大会はとび賞やタスク賞・特別賞など上位入賞者に限らず、さまざまな表彰があります。嬉しそうな参加者たち!屋外のイベントステージで行なわれるので、一般のお客様も見ることができるオープンな表彰式でもあります。素顔のトップパイロット達や優秀なクルーを見ることができますよ!タスク賞は、赤間Ptと河口Ptに。スタンドつきのハンモックは小田切Ptに。
10位からバルーン型の賞状、賞金、さくさく米などが、そして上位入賞者には、佐久凧やホンダのリストウォッチなどの副賞も贈られました。佐久の副賞で参加者が楽しみにしている薪ストーブ、今年はディープインパクトのように逃げ切って優勝した遠藤護選手に!2位の藤田Ptのノリノリのパフォーマンスに負けじと力強いガッツポーズを決めていました。
表彰式表彰式 「今年は、気球が破けた、水に濡れた、山に下りたといったこともあったけれど、13タスク4フライトは大成功だったと思います。次は9月、鈴鹿でお会いしましょう!」と競技委員長。優勝パイロットの遠藤さんの音頭で万歳三唱をして今年の「佐久バルーンフェスティバル」は幕を降ろしました。
5日のエピソード 熱気球体験搭乗者数は781人

午後の賞金レースは風が強く中止。マーカー投げでU2-2が優勝して大会のピンとステッカーをゲット
マーカー投げ

表彰式が終わるとスタッフは早速撤収作業。3日間の夢空間はいつものスポーツ広場に姿を変えていきました。
「佐久バルーンフェスティバル2006」観客動員数は25万人!こんなにも大勢の方がこの大会を楽しみに観に来てくださいました。観るだけではなく、いろいろと体験できることがこの大会の魅力だと思います。たくさんの笑顔を見て本当に幸せな気分になります。延べ800人のボランティアスタッフの皆さん!本当にお疲れ様でした。トイレがいつもとても気持ちよく使えました。会場のゴミを拾ってくださっていた方、駐車場の案内や体験搭乗会の気球のスタッフは何時間も暑い中がんばってくださいました。でも、誰もが気持ちよく大会の運営を進めていけるのは、熱気球という核があるから・・・。そして、さまざまな感動を共有できるからですよね。さぁ、来年は15周年!より楽しい大会を目指しましょう!!
*おまけ*
観覧車 佐久からの帰り道上信越道と関越の藤岡ジャンクション「ららん藤岡」で、気球の観覧車を発見!あいにく動いていなかったので乗れなかったけれど・・・。
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