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「今日までがんばってきてよかった」の声を聞くことができて
バルーングループ風まかせ 西澤 明
一も二もなく参加!
常日頃から、気球を通して社会になにか接点をもてないものかと模索し実行されている熱気球運営機構の会長の町田さんから、大船渡で係留をしたいから協力してね、と声をかけていただいたのは7月半ばころ。5月に東京で震災による避難児童を招待して係留を行った風まかせとBGくもすけとしては、一も二もなく参加表明をしました。
最終的に参加が決定した気球は、佐久市、佐賀市、鈴鹿市、ホンダ、熱気球運営機構と風まかせ&くもすけの合同チームによる計6機でした。直前になって他チームからも参加希望者がいましたので現地スタッフとして同行してもらうことにしました。
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●気球が役に立つのか
渡良瀬で機材一式を積み込み、佐野藤岡インターから東北自動車道に入ったのが8月27日の午後2時ころ。カーナビでは約500キロの道程。震災以後、道路状況がどうなっているかわからないことや、被災地にはじめて入るわれわれはいったいどのようなスタンスで現地の方々と言葉を交わせばよいのか、不安の入り交じったなかでの大船渡行きでした。とくに、瓦礫をかたづけたり、物資を届けたりということではなく、ただ気球をあげるだけなのに行ってもいいのか、ほんとうにこれが役に立つのかという疑問も正直なところ心の片隅にはありました。
天気に関しては、前線が日本列島の真上に覆い被さり、沖縄のほうでは台風も接近していましたので、よもやの悪天候も予想されないわけではありませんでした。が、当日が近づくにつれ予報は雨から曇りに変わり、前日の予報ではなんと晴れ。風速については明け方が1メートルで、時間を追うごとに増していくというものでしたが、早朝のうちに実行できればきっとうまくいくと確信がありました。
宿泊場所として用意していただいた大船渡市教育会館に到着したのは午後11時を回っていました。町田会長や他のクルーたちと打ち合わせ後、床につきました。星のまたたく快晴の夜空のもと、明日の成功が見えてくるようでした。
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●津波に沈んだグランドで
当日、4時半に起床し5時に現地、河川敷のサッカー場へと車を乗り付けました。グランドの端には原形を留めていないサッカーゴールが目に飛び込んできました。本来なら緑の芝に覆われたグランドなのでしょうが、地面は塩水をかぶってしまったせいか、しらっちゃけておりました。芝生の代わりに渡り鳥の羽毛が月面のように荒れた砂地に散り散りに張り付いていました。
6機のレイアウトとアンカーとなる車両の配置を決め、各機準備にとりかかりました。ゆるい北風のもと、球皮を地面に広げていよいよインフレ開始です。町田会長は「どのくらいお客さんが来るか分からない」と、ミーティングでは言ってましたが、遠目に少しずつ地域の方らしい姿がちらほら見えましたので、きっと大勢集まることと信じてバーナーに点火。となりではホンダのアシモが準備をすすめています。われわれの機体が最初に起ち上がったせいか、第一号のお客さんがスタッフの誘導に従ってこちらに歩いてくるのが見えました。そのときはまだ高さ調節やロープの点検などで、上空におりました。みなさんあっけにとられたようにこちらを見上げている姿が目に入りましたので、さっそく搭乗を開始しようと地上に降り、最初のお客さんを招き入れました。
●上空から津波の猛威を知る
最初はおじいちゃんとお孫さんとそのおかあさんの4人グループでした。バーナーの音に子どもたちやお母さんは「キャーッ!」と耳をふさいでかがんでしまいました。ならば搭乗だけでなく、バーナーも体感してもらおうと、何名かのお子さんやおとなにはバーナーを実際に握ってもらいました。
地上から気球ひとつ半くらいの高さに上昇しただけで、河川敷の外側にも土手を乗り越えて津波が押し寄せた様子がわかりました。球技袋の何倍もありそうな大きな袋に詰め込まれた瓦礫、無数の倒木などがうずたかく積み上げられており、その隣にはひしゃげた車が整然と積み上げられていました。似たような光景はスクラップ場でも見ますが、よくよく見ると、車の変形の有様が微妙に違うことに気づきます。原形を留めていないその姿に、あらためて津波の猛威を痛感しました。
搭乗中はなるべく被災にかんする話題はしないほうがいいのかな、などと思っていたところ、おじいちゃんが「ここも津波が押し寄せてきて、土手を越えていった。ほらあの家なんか1階の窓がないでしょう」と教えてくれました。いっぽう子どもたちは、結構おおはしゃぎで地上の友達に手を振るなど明るい笑顔を見せてくれました。でも当然のことながら、被災された方々にとってはあの日は悪夢であったと思います。お母さんは気球を降りるときに「とても楽しかった。今日までがんばってきてよかった」と言ってくださいました。また、その後のお客さんたちも「家が見える!」「学校だ!」「??ちゃんの家はあれかな」とか、「川の向こう側もけっこう津波が行ったんだな」と、上空からの我が町をそれぞれに見入っておられました。
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●よろこびの声
ほかにも、ボランティアの愛知学院大学の学生さんたちがとってくれたアンケートにつぎのような感想がありました。「いろいろなことがあるなかで、こんな体験ができてよかった。明日からがんばろうと思います」「こうした支援を受けて、またがんばろうという気になりました」「気分が前向きになる楽しい体験でした」「NPO法人の方々や各自治体のみなさんの東北復興を願う気持ちは本気なんだと、気球に乗ることで感じました。宮城や福島でもやってほしいです」「震災後、全力で突っ走ってきた感がありましたが、きょうの体験で久しぶりにほっとした一瞬を感じることができました」「以前、気球のお手伝いをさせていただいたことがあり、そのときのことを思い出しながらさわやかな感動に包まれました」「佐賀からわざわざ来てくれたのですね、ありがとうございます」「子どもが喜ぶ姿を見ることができて、うれしかったです」「きれいな熱気球が大空に上がっていくのをみるだけでも気持ちが軽くなり、元気が出ました」「怖くて足が震えたけれど、気持ちよかった。町が『静かに』見えた。また乗りたい」「負けそうな気持ちを空に飛ばしてきました!大船渡でこんな思いができるなんて、夢のようでした」「遠方に行く機会が減っているので、子どもにいい体験をさせることができありがたい限りです」
こうして、約2時間ほどでしたが、6機で334名、会場に来てくれた方すべてをお乗せすることができました。
●継続を誓う
8時ころから風が南に変わり、港付近の臭いを運んできました。聞けば魚の加工場が壊滅したことによるのだそうです。また鉄道はいまだに不通。こうしたなかで生活をされているご苦労も感じながら機材を片付けました。アンケートにもありましたが、これほど喜んでくださるなら、各県各市を回って、ひとりでも多くのお子さんやご家族に熱気球を体験していただきたいと思いました。そのときはもう気球が被災地で役に立つのか、という疑問はどこかに消えていました。いやむしろ気球を持ち込んでどんどん搭乗していただくべきだと感じました。
最後に参加者で記念撮影をして11時半に解散。大船渡の漁港、陸前高田を経由して帰路につきました。跡形もなく更地となってしまった陸前高田では9月11日に子どもたちに街を上空から見せてあげようという係留(希望の気球プロジェクト)が予定されているそうです。
もともと東北のフライトエリアとしては北から秋田県横手、宮城県岩出山、瀬峰、名取、福島県塩川などが有名で、昔から気球とも縁のある地域です。被災した東北の気球仲間たちの復活を願うとともに、今回のような活動を継続的に行うことで、気球の理解者や愛好者が増え、東北にも普通に気球の飛ぶことのできるエリアがどんどん増えることを心から願う次第です。
さいごに、こうした貴重な機会を与えていただいた町田会長、佐久市、大船渡市のみなさまに心よりお礼を申し上げるとともに、被災地のみなさまの心身そして衣食住の一日でもはやいご回復をお祈り申し上げます。
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