第19回「空を見上げて」IN亘理 レポート
~熱気球と笑顔で復興支援~ |
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10月1日(土)2日(日)に東日本大震災復興支援熱気球イベント第19回「空を見上げて」IN亘理が開催されました。
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会場は、2011年の津波に校舎が飲み込まれた亘理町長瀞小学校跡地。隣には耐震と津波に強い新しい校舎が「子ども達を守る!」とばかり立派に建っています。近隣の住居も昨年にはなかった新築のものが多く、着々と復興を進めている様子です。亘理町のシンボルでもあった海岸線の松も、復興を支援するボランティアと共に苗木がどんどん植えられていっています。町を守る!強い意志が伺えます。
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1日夕方会場に到着すると、地元で立ち上げた熱気球フェスティバル委員会の皆さんとクラブツーリスト「ちょこっとボランティア」の皆さんが、テントを立ち上げ、会場のゴミ掃除等の準備を進めていました。風も穏やかです。今年こそフルバージョンで夜間係留を!の気持ちがスタッフ全員にみなぎります。
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会場は長瀞小学校跡地 |
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ワクワクの列 |
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穏やかな夜間係留 |
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皆んな一緒にバーナーオン! |
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秋空に似合います |
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画用紙に気球 |
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※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。 |
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日が暮れてくると、翌日の係留のお手伝いをする親子ボランティアの皆さんが集まり、早速熱気球のレクチャー。丁寧に説明をしながら、一緒にASIMOをたちあげます。
その頃には、次々に家族連れの皆さんが・・・。開始時間を待ちきれず5カウントダウンの声があちこちであがりはじめ、5分早めに開幕!
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ASIMO・ANA SHAIN DREAM・AirB号のトリプルバルーンイリュージョンが始まると皆さん大喜びで一緒に歌ったり、5カウントダウンで盛り上がりました。あまりの強風でバーナーバージョンさえできなかった昨年を払拭するような素敵な時間でした。
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※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。 |
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その後は、スタッフ全員で会食。亘理町のグルメ「はらこめし」(鮭の炊き込みご飯にいくらを豪華にトッピングしたもの)をはじめ、畑で取れたトマトやさつまいもはじめ、手作りのご馳走が並びます。地元の皆さんの心温まるおもてなしに、明日もより多くの方に気球に乗っていただこうと全員で決意を固めました。
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明けて2日。朝焼けが美しく思わず写真を撮る人々。風も穏やか。早朝から手を繋いだ親子が小走りに会場を目指します。亘理での空を見上げても5年目、この日を待っている気球ファンの皆さんであっという間に長い列ができました。そんな中、次々に立ち上がる熱気球。ASIMOが立ち上がると「こっち向いてよ~!」などと子供たちが声をかけます。
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これが秋空!とばかりに美しい空に3機の熱気球は特に映えました。上空に上がると昨年まではなかった新しい家々が見えます。ふわりと浮かび上がり上空から見る景色に歓声を上げる子供たち。海岸線に目を向けて感無量の大人たち。それぞれの思いがあります。
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ご当地キャラのわたりんも会場にやって来ました。プレゼントされたクレヨンで思い思いに絵を描く子供たちがいました。グリーンベルト再生のための苗木の里親になろう!というブースもありました。地元の方々の熱意がこのイベントを支え、日本各地からやって来たバルーニストの協力で、亘理町のバルーンフェスティバルは温かい雰囲気に包まれて終了しました。
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復興は長丁場です。でも、被災された方たち、とりわけ子どもたちの笑顔を見ると被災していない私たちも勇気づけられます。来年「空を見上げて」は通算20回目の開催になります。年間スケジュールが決まりましたらお知らせいたしますのでよろしくご支援ください。
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※お問合わせは
NPO法人 熱気球運営機構 TEL:042-394-9078
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※当日の様子はAirB facebookページとブログでご覧になれます。 |
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