熱気球は通常、まわりの様子が見えない夜間にフライトをすることは出来ません。
しかし熱気球を暗い中で膨らませると、バーナーの炎で球皮が内側から明るく照らされて、巨大な提灯のようになり、昼とは異なる熱気球の姿を見ることができます。
(これは、気球が飛び上がらないよう自動車等にロープで繋いで行います)
そこで、フライトではなく「見る」イベントとして、夜間係留を実施する気球大会が増えています。
音楽やアナウンサーの声に合わせてバーナーが一斉に焚かれる瞬間には、どこの会場でも拍手と歓声がわき起こります。
ちなみに、夜間係留イベントは大会によって呼称が異なります。
バルーンイルージョン
バルーングロー
バルーンナイトグロー
ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン
まだ他の呼び方もあるようです。

【夜間係留気球の写真を撮るポイント】
1.ストロボは使わない
2.露出優先
3.露出開放でシャッター直前に被写体の明るい部分でシャッター速度を設定
4.ASA100でも400でもOK(400の方が楽!)
大抵の場合、シャッター速度が不充分で「手振れ」警告等が出ますが、 脇をしっかり締め、息を止めてシャッターを押して下さい。
三脚を使えば手振れは防げますが、機動性が悪くなります。(暗がりで他の人が三脚に足を引っかける可能性もあります)
足を広げない「一脚」ならば機動性も良く、大会の人混みの中での撮影に便利です。
※上記はAirBスタッフが行き着いた方法です。もっと良い方法をご存知の方がいらっしゃましたら、ぜひご教授下さい。
前の項目へ |
次の項目へ  |
|