

熱気球の競技とは
熱気球の競技・2
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タスクの種類・2
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グランプリ・ポイント
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【大会順位とグランプリ順位が同じとは限らない】
例えばあるタスクで、以下のような結果だったとします。
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競技結果 |
タスク・ポイント |
グランプリ・ポイント |
Aさん |
0.7m |
1000 |
12 |
Bさん |
1.2m |
998 |
9 |
Cさん |
50m |
930 |
8 |
AさんとBさんは良い結果で、Cさんはちょっとはずしてしまいました。
タスク・ポイントは競技結果に比例するので、A、BさんとCさんの間はちょっと開いています。
しかしグランプリ・ポイントは順位に与えられるので、BさんとCさんの競技結果がどんなに開いていても、順位が変わらなければ1ポイント差でしかありません。
逆に1位を取るとポイントが大きいグランプリでは、結果が僅差だったAさんとBさんの間が3ポイントも開きました。
大会の順位はタスク・ポイントの累計によるものなので、ずっと900点台をとり続けても一つのタスクで300点といった点を取ると、それまで積み上げたライバルとの点差を一気に吐き出してしまう可能性があります。
しかしグランプリの場合は、9位以下は20位でも30位でも2ポイント。逆に、勝負をかけたタスクで1位を取れば、大きくライバルを引き離すチャンスも生まれます。
こうした理由で、タスク・ポイントとグランプリ・ポイントそれぞれの累計による順位は、必ずしも同じにはならないのです。
(ちなみに、累積した結果、同ポイントのチームが複数ある場合は、1位をより多く取っているチームが上位となります)
どのタスクも取りこぼさないことがタスク・ポイント累計方式では重要ですが、1cmでもライバルを上回れば勝機が生まれるグランプリでは、よりアグレッシブな勝負が展開します。(ライバルと駆け引きをしているうちに、双方とも失敗する場合もあるようですが…)
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