一口に熱気球といってもいろいろな大きさがあります。
ここでは、日本で一番よく使われている、球皮部分の体積が2000立方メートル前後の熱気球の場合を見てみましょう。(熱気球は球皮部分の体積でクラス分けされます)
このクラスの熱気球は、膨らました状態で横幅は約15m、高さはバスケットの下から球皮のてっぺんまで20mくらいです。(建物ならマンションの7階くらいの高さ)

←離陸準備で膨らましているところ
人と比べると、球皮の巨大さがわかる
重さは、球皮だけで90Kg前後。これにバスケットやバーナー、その他の機材と燃料ボンベ(3、4本積む)の重さを加えると300Kgくらい。
2000立方メートルの熱気球は、(外気温などの条件にもよりますが)だいたい全体で500Kgくらいを浮かせることが出来るので、残りの約200Kgが人間の乗れる余地ということになります。
(体重の軽い子供ならば大人よりも人数が乗れる計算になりますが、だからといってバスケット内のスペースには限りがあるので、20Kgの子供なら10人乗れる、ということにはなりません…)
※上記の数字はあくまでも目安で、季節などの条件によって大きく変わります。
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←たたむと布団袋くらいの大きさだが…
袋から出すと球皮はこんなに広がる→ |
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実際の熱気球は、一人乗りの小さなものから十数人乗りまで大きさも様々で、海外には観光用に数十人乗りという巨大なものもあるそうです。
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